慶應か、早稲田か。
早慶W合格者の高校生は、このような問いに悩むことでしょう。
この記事ではそんな高校生に向けて、早稲田大学の概要や雰囲気を、早稲田大学を卒業した筆者がご紹介します。
早稲田大学の概要から振り返る記事になっているので、「もう知っているからその情報いらないよ!」という方は、目次から知りたい情報へジャンプしてください。
Contents
早稲田大学ってどんな大学?-概要編
まずは早稲田大学がどんな大学なのか、概要から見ていきましょう。
ちゃんと語ろうと思うと1記事では到底おさまらないので、下記3事項だけをサクッとご紹介します。
- 早稲田大学の沿革
- 早稲田大学の学生数
- 早稲田大学卒業の有名人
①早稲田大学の沿革
早稲田大学の発祥は、1882年に創設された「東京専門学校」。
地名にちなんで「早稲田学校」「戸塚学校」と別名があったそうです。
その後、専門学校から大学へ昇格した1902年に、今の「早稲田大学」という呼び名になりました。
②早稲田大学の学生数
早稲田大学の学生数は、全学年で約4万人(学部生のみ)。
1学年で1万人の学生がいると考えると、信じられないくらい大規模ですよね。
それもそのはず。早稲田大学には「政経・法・商・国教・社学・教育・文・文構・理工・スポ科・人科」といった複数の学部があるので。
③早稲田大学卒業の有名人
そんな多くの学生数を抱える早稲田大学ですが、著名な卒業生も多く存在しています。
吉永小百合さん、小田和正さんといった往年のスターや、阪神の鳥谷選手や水泳の瀬戸選手など、アスリートも多数輩出。
早稲田大学ってどんな大学?-校風編
つづいては早稲田大学の校風について。
よく言われる校風としては、慶應がエリートなのに対して、早稲田は「バンカラ」といったもの。
一昔前は学生運動が活発だったということもあり、そのようなイメージが持たれているのかもしれませんが、正直そんなバンカラ感は在学中感じませんでした。
慶応よりカジュアル・オープンな雰囲気は多少あるとは思いますが、正直そこまで変わらないのかなと。
早稲田大学ってどんな大学?-学生編
4万人もいる早稲田大学の学部生。
「早稲田大学の学生はどんな学生が多いの?」という質問もたまに受けますが、みな個性がバラバラなので、一括りにはすることができず。
強いていうならば、先程の校風でも書いたように「カジュアル・オープン」くらいでしょうか。
これもまた、個人差が大きく一括りにはできかねるのですが、参考程度に世間一般から言われているイメージを、下記カテゴリごとにまとめておきます。
- 学部ごとの学生の違い
- 入試形態ごとの学生の違い
- 学年ごとの学生の違い
①学部ごとの学生の違い
なんだかんだ、学部ごとにカラーはあるもの。
政経学部に筆者が在籍していたとき、各学部に持っていたイメージをご紹介します。
政経 | 根は非常に真面目。要領が良い。 |
---|---|
法 | 真面目。 |
商 | 根は真面目。努力型が多い。 |
国際教養 | 陽キャ。優秀。 |
社会科学 | 一芸に秀でている。 |
教育 | 根は優しい。 |
文 | 優しい。 |
文構 | アクの強い文。 |
理工 | 堅実。 |
スポ科 | アスリート。 |
人科 | ほとんど会わない。 |
②入試形態ごとの学生の違い
つづいては入試形態ごとの学生の違いについて。
これも筆者のイメージですが、下記のような違いがあるかなと。
一般入試組 | 比較的不真面目。 |
---|---|
内部組-上位学部 | 優秀。人格者。 |
内部組-下位学部 | 比較的やんちゃ。要領は良い。 |
指定校組 | 真面目。しっかり者。 |
AO組 | 個性が強い。英語かスポーツ得意。 |
③学年ごとの学生の違い
最後に学年ごとの学生の違いについて。
学年が上がるにつれて、社会人生活を意識するようになるからか、下記のような違いが出ます。
大学1年 | 比較的大人しい。後半から元気に。 |
---|---|
大学2年 | かなり元気。一番うるさい。 |
大学3年 | 序盤元気。就活頃から急に落ち着く。 |
大学4年 | 達観している。 |
大学5年(留学等) | さらに達観している。 |
大学5年(不真面目) | 変な方向に達観している。 |
早稲田大学ってどんな大学?-学部カースト編
つづいては、学部偏差値による学内における待遇の差「学部カースト」について。
世間一般のイメージでいくと、下記のような感じでしょうか。
政経>法・理工・商・国教・社学>文・教育・文構>スポ科・人科
しばしば「**学部はバカにされる」だの「**学部はほかを見下している」だの噂はされていますが、そんな差別的なことは一切ないというが本当のところ。
早稲田大学ってどんな大学?-授業編
つづいて早稲田大学の授業について。
基本的にどの学部も1・2年生で必修科目を取り、3・4年で自由選択科目を受ける形になる感じにはなるかなと。
自由選択科目には「起業家育成講座」「グローバルリーダー養成」や「馬術」「映画のすべて」なんて特殊なものが複数あり、自身の興味に合わせて受講することができます。
ただ、基本的には自分の学部の専門科目を多く受講することになるので、興味のない学問分野だと結構しんどいです。
早稲田大学は良い大学です
以上、「早稲田大学どんな大学なの?」という質問に、さまざまな角度からお答えしてきました。
高校まで学校に対して愛着などもったことがなかった筆者でさえも、早稲田大学に愛着が持てたので、かなり良い大学だと思います。
ぜひ高校生の皆さんには、早稲田大学で楽しい大学生活を送っていただきたい。
それでは。