長野県にある星野リゾート「界アルプス」。
筆者は学生時代に卒業旅行として界アルプスを訪れたのですが、控えめに言って「最高」だったので、宿泊体験記を残しています。
星野リゾートでの宿泊を検討されている方、長野県での宿泊を検討されている方、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
宿泊体験のみが気になる方は、下記目次からジャンプしてください。
Contents
下調べ編-星野リゾート「界」を見つけるまで
学生時代、国内を中心に卒業旅行を計画していた筆者。
平日&オフシーズンに旅行行けるという、学生の特権をいかして「グレードの高い宿に泊まりたい!」と当時思っておりまして。
そんな高級宿を探しているときに、ネットで見つけたのが星野リゾートでした。
そう思って調べていると、どうやら星野リゾートにはいくつかのブランドがあるらしいと。
星野リゾートのブランド
星のや | 圧倒的非日常感に包まれる日本初のラグジュアリーホテル。 |
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界 | 地域の魅力を再発見。心地よい和にこだわった上質な温泉旅館。 |
リゾナーレ | 洗練されたデザインと豊富なアクティビティをそなえる西洋型リゾート。 |
OMO | 旅のテンションを上げ、街を楽しみ尽くす観光客のためのホテル |
このほかにも日帰り施設のほか、様々な宿泊施設があるようですが、大きくわけるとこの4つ。
「星のや」はいわゆる最高級に高い宿なのですが、「界」はちょっとリーズナブルらしい。
界の概要
火山立国日本が育んだ温泉文化を現代的にアレンジした進化する日本旅館。四季を映し、和の趣を大切にしながら創り出す快適な空間は、現代の生活にあった心地よさを持ちます。和食のコースメニュー「日本旅会席」は、ご当地の旬の魅力に出会う瞬間です。
これまで地域に存在していたものの客足が遠のいていた日本旅館を、星野リゾートが改修&理ブランディングしたという感じらしい。
だから星のやよりもリーズナブルなのかと納得しつつ、素敵な日本旅館にいきたい欲が高まった筆者は界アルプスに絞って検索することに。
界アルプスは全国各地に展開しているため、どこの宿泊するかかなり悩んだのですが、「銀世界がみたい」「アクティビティが豊富な宿が良い」という条件でみていると、界アルプスがヒット。
界アルプス
- 長野県・大町温泉にある宿
- 日本最大級のスノーリゾートHAKUBA VALLEY近郊
- 長野駅から車で1時間30分の距離
- 信濃大町駅から車で15分程度の距離
筆者は長野駅まで新幹線で向かい、そこからは無料の送迎バスを利用して界アルプスまで向かいました。
宿泊編-界アルプスに泊まってみて
ここからは界アルプスに実際に宿泊してみた感想を。
下記の順番で、感想を書いていきます。
- 施設全般
- お部屋
- 温泉
- 食事
- スタッフ
- アクティビティ
界アルプスの施設全般
まずは界アルプスの施設についての感想を。
施設全体が木造だからか、非常に温かみのある空間で素敵でした。
ロビー・お食事処・温泉・宿泊施設は全て別の建物にあるので、毎回外に出なければならないのが若干面倒でしたが、すべて近い位置にあるのでさほどストレスは感じず。
宿泊した頃は真冬で雪がドシドシと降っている極寒状態でしたが、決して嫌な感じはせず、むしろ雪が毎回見られて風流で良かったなと。
ロビーには「ブルーベリーティー」「アップルティー」「リラックスティー」やコーヒーなどが淹れられるフリースペースも。
界アルプスのお部屋
界アルプスのお部屋は全部で4種類ありますが、当時宿泊していたのは「信濃もてなしの間 ロフト付き和室」
48㎡もある広いお部屋でした。
右手に見切れている箇所には階段があり、ロフト部分へあがることができる仕様。
天井が高いためかなり開放感があるほか、木のあたたかみも感じられて、すごく素敵な空間でした。
部屋は隅々まで清掃が行き届いており、不快に感じたポイントは一切ありません。
改築されてから日が浅いのも要因のひとつかとは思いますが、とにかく綺麗。清潔。快適。
界アルプスの温泉
温泉は室内・露天が1つずつあります。
温泉は写真がとれないので、界アルプス公式ページから写真転載させてもらいます。
内風呂
外風呂
実物もこの写真同様、非常に綺麗でした。
温泉の大きさはそこまで広くは無いのですが、宿泊者数がそもそも少ないので「人でごった返す」という状況はありません。
露天風呂は木々に囲まれ、雪に降られながら温泉に浸かることができる幻想的な空間で、とにかく最高の一言。
湯上がり処には2種類の飲み物とアイスキャンディーが置いてあり、入浴後もゆったりくつろげるのも嬉しいポイントです。
界アルプスの食事
食事はプランによって異なりますが、筆者は若者旅プランで予約をしていたので、夕食は「季節の会席」。
お料理は「先付」「お椀」「八寸 取り合わせ」「お造り」「酢の物」「蓋物」「焼き物」「台のもの(雪鍋)」「食事」「甘味」という感じ。
「八寸 取り合わせ」「お造り」「酢の物」
こちらの写真は「八寸 取り合わせ」「お造り」「酢の物」。
味も美味しく、見た目も華やか。
量もちょうどよく、少量をちびちび楽しみながら食べることができて幸せ。
デザート
デザートは界アルプス共通のものと、地域特有のもの二種類から選ぶことができましたが、今回は共通のものを選択。
程よい甘さ&適量でほっとする美味しさでした。
朝食
こちらは朝ごはんに出てきたお味噌汁のお鍋。具沢山で味もほっとする美味しさ。
朝から体をほかほかの状態に整えることができました。
界アルプスのスタッフ
界アルプスのスタッフについてですが、非の打ち所がありませんでした。
常に笑顔で優しく接してくださり、気の利いた行動をしてくださる点には脱帽です。
若者旅プランを活用し、安い値段で宿泊しに来ている当時大学生だった筆者に対しても丁寧で親切な対応をしてくださったため、本当に驚きました。
界アルプスのアクティビティ
今回、界アルプスに宿泊して一番満足度が高く、「界アルプスに泊まって良かった」と感じたのがアクティビティの存在。
一つ一つご紹介しましょう。
(1)囲炉裏
界アルプスのウリである「囲炉裏」が最高でした。
冬季限定だとは思いますが、19時30以降から囲炉裏では「熱燗」を無料で飲むことが出来ます。
こんな感じで、スタッフ?のお爺さんが目の前で熱燗を温めてくれるんですね。
これがたまらなく美味しくて落ち着くんです。
おまけに焼きりんごと、野沢菜まで頂けました。
夕食を済ませた後、また美味しい熱燗とおつまみを味わえるという天国みたいな空間です。
ちなみに、熱燗がスタートする時間の前までは、野沢菜のおやきが頂けました。
こうしたちょっとした食事がとにかく美味しい
(2)かまくら
界アルプスには、冬季限定で大きなかまくらが1つ出現していました。
なんとこのかまくらの中にはコタツがあるんですね。
中には湯たんぽが入っていて優しい温かさがじんわりときます。
ここではなんと、日本酒とみかんが置いてあり、「かまくらの中でコタツに入り日本酒をちびちびと飲む」という天にも昇る体験ができます。
かまくらは一つしか無いのでタイミングが肝心ですが、宿泊人数がそもそも少ないのできっと入れることでしょう。
(3)雪遊び
界アルプスでは、冬季限定で畑になっている土地を「雪遊びの場所」として活用しているようです。
おまけに、「雪遊びの道具を貸し出してくれるサービス」もあるという太っ腹っぷり。
実際に筆者もソリを借りて、童心に帰りながら雪遊びを楽しみました。
雪遊びをする際には靴も無料で貸し出してくれるので、翌日の心配もする必要が無いのも良いポイントでしたね。
ちょっと残念だったポイント
感動するくらい充実していた界アルプスでしたが、少し残念なポイントも。
それが以下の点です。
(1)エレベーターが無い
今回僕が宿泊した「信濃もてなしの間 ロフト付き和室」のある棟にはエレベータが無く、まずまず角度のある険しい階段を上り下りする必要がありました。
また、大浴場へ行くためにも角度のついた階段を登って2階へ行く必要があります。
宿泊等も大浴場も、最上階が2階なのでまだ良いのですが、階段って結構しんどいんですよね。
お酒を飲んでいる状態だったり、お部屋にある下駄(草履?)で歩いている状態だと、結構危ないなあと個人的には思いました。
(2)バスが1日1本
冬季限定で長野駅と信濃大町駅から出るバスですが、1日に1本しか便が無いのがちょっと残念なポイント。
というのも、往路は長野駅を14時15分に出発し、復路は11時45分に宿を出発と決まっているため、スケジュールの柔軟性があまり無かったので。
旅の目的が「星野リゾートでゆったりする」なら良いですが、「観光をしたい!」という方のニーズには合っていない気がします。
無理やり残念だった点を挙げてみました。
基本的に嫌な思いをすることは一切なく、最高な旅行体験に。
界アルプスの感想まとめ
以上、界アルプスに宿泊した感想をご紹介してきました。
ローカル感や非日常感を存分に感じられるアクティビティの数々が個人的にはツボであり、ミレニアル世代の方は刺さること間違いなし。
若者旅プランや45日前プランを活用すれば2万円弱で高級な星野リゾートに宿泊できてしまうので非常にコスパが良いなと。
ぜひみなさんも界アルプスへ宿泊されることをおすすめします。
それでは。